音読の効果とシャドーイングとの違い|どちらを先にやるべきか
2026年7月30日音読とシャドーイングは、どちらも「英文を声に出す」練習なので混同されがちです。しかし鍛えている力が違います。 違いが分かると、自分がいまどちらをやるべきか判断できます。
違いは「音源があるか」
| 音読 | シャドーイング | |
|---|---|---|
| 見るもの | 英文(文字) | 最終的に何も見ない |
| 聞くもの | なし | 音声 |
| 主に鍛える力 | 英文を前から処理する速度 | 実際の音を聞き取る力 |
| 難易度 | 低い(自分のペース) | 高い(音声のペース) |
音読が効くこと
音読の価値は、英語を英語の語順のまま処理する訓練になることです。
黙読していると、無意識に日本語の語順に組み替えて読んでしまいます。返り読み(後ろから前に戻る)も起きます。声に出すと戻れないので、前から順に理解する練習になります。
また、自分のペースでできるため詰まる箇所がはっきり分かります。 文法や構造が分かっていない部分で必ず止まります。
シャドーイングが効くこと
シャドーイングは音声のペースに合わせるので、自分のペースに逃げられません。 ここが決定的な違いです。
実際の英語は文字どおりに発音されません。want to が「ワナ」に、a lot of が「アロッタ」になります。この「実際の音」を口で再現することで、聞き取れる音が増えます。
どちらを先にやるべきか
音読が先です。 理由は単純で、音読で詰まる文章はシャドーイングでは絶対に追いつけないからです。
順序としてはこうなります。
- 意味を理解する
- 音読して、詰まらずに読めるようにする
- 音声を聞きながら重ねて読む
- 音声より遅れてシャドーイングする
- 英文を隠してシャドーイングする
2番を飛ばして4番から始めると、たいてい挫折します。「シャドーイングができない」という人の多くは、素材を音読すらできていない状態で始めています。
共通する注意点
- 素材を変えすぎない — 同じ文章を繰り返す。次々変えると「言えるようになる」経験ができない
- 意味の分からない文でやらない — ただの発声練習になる
- 速さより正確さ — 崩れた形で速く言えても、それが定着してしまう
- 短くていい — 30秒〜1分の文章で十分。5分の素材を1回より、30秒を10回
まとめ
- 音読は英語の語順で処理する力、シャドーイングは実際の音を聞き取る力
- 音読 → 重ねて読む → シャドーイングの順に進める
- 音読で詰まる素材はシャドーイングできない。難易度を落とす
- どちらも同じ素材を繰り返すほうが伸びる
苦手な単語から、話せる英語へ
WordStory Speakは、クイズで間違えた苦手単語をAIが1つの物語にまとめ、その単語を使いたくなる質問でスピーキング練習まで導く英語学習アプリです。言えなかった表現はフレーズ帳に貯まり、忘れかけた頃に復習として戻ってきます。単語クイズと復習は無料で無制限です。
アプリの詳細を見る